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坂 本 恒 男 |
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更新日2016.12.2 |
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トップページ > 特集 第十回「里神楽の夕べ」> 解説:紅葉狩り(もみじがり)前段 |
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解説:紅葉狩り・前段
MOMIJIGARI |
平安時代中期、所は信州の国、戸隠山(とがくしやま)。
数人のお供を連れ身分の高い女官が、山陰に幕を打ち回し紅葉狩りを楽しむ宴(うたげ)を開いている。そこへ鹿狩りの維茂(これもち)一行が通りかがり、女だけの宴を馬上より眺め、不思議に思い。如何なる者か従者を遣わし調べてくることを申し付けます。従者は心得ましたと胸を叩き、手綱を木に結び暫くお待ち下されと出かける。
宴場に近づき、何(いずれ)の方々と聞く間も無く、あれよあれよと言葉巧みに侍女(じじょ)は従者を引っ張りこみ更科姫(さらしなひめ)に会わせる。即座に更科姫は舞鈴と酒を取り急ぎ持ってくるよう申しつける。
侍女の強引さに従者は操られ仁羽(にんば)の曲にて運びの舞となり上手口に入る。なかなか戻らぬ従者を捜しに維茂がやってくる。すかさず巫女(みこ)が維茂を引き込み中央に座らせる。そこへ侍女が従者と共に鈴と酒を運び込む、「更科姫の目論む企みの酒場となる」。
二人の巫女に紅葉の舞を申し付け、更科姫は維茂にどんどん酒を勧める。
・・・更科姫が尉(じょう)の舞を舞う。維茂うとうと居眠りが始まる。それを見届け舞が徐々に変わり状況が一変し、更科姫から半成り(半般若)に、そして半成りから更科姫と面を交互に取り換える所作が始まり幕を閉じる。
Tairanokoremochi, a warrior of the Heian era, went to Togakushi Mountain in Shinshu for viewing autumnal tints. There he met an ogress,
and defeated her.
舞方 更科姫 :鬼防文男
平維茂 :久保秀一
巫女 :宮下京子
巫女 :眞壁とみ子
侍女 :坂本恒男
従者 :荒井治郎
囃子方 大拍子 :久保信男
笛 :田中之雄
太鼓 :田中 實
解説 坂本東生
手話 岩崎玉江
≪演目解説≫.
下記の演目をクリックすると解説ページをご覧頂けます。
一、「子供囃子 (こどもばやし)」
二、「寿獅子舞 (ことぶき ししまい)」
三、「清めの舞 (きよめのまい)」
四、「紅葉狩り 前段 (もみじがり)」
五、「紅葉狩り 後段」
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